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グルーディオ内乱で 先攻隊として派兵された捨駒達の隊長。

当時は「サマナー（召喚師）」という職業が確立されておらず、傾き者（かぶきもの）と疎んじられていたが、奇跡的な突入成功により 異例の特進となった。もちろんそれは、当時のグルーディオ城門番「エディ・リダン」の内通があったからに他ならない。

コロニアとの決戦後、彼はどこへ行ってしまったのか。

本作で全てが明らかになる。

エルモアアデン帝国へ渡航し、ハーブを買いに来た際、戦火に遭遇。グルーディオ村はすでに壊滅しており、逃げた場所は戦場だった。そこで出会ったひとりのダークエルフが彼女の運命を決定した。

帰宅し数ヶ月が経ち 一大決心で最愛の兄と妹へ別れを告げ、ZTRAB大陸を後にした。しかし ギランの魔法学校へ無事入ったものの、いつも憂鬱そうに外を眺めている。

彼女が魅せられたのは召喚術なのか、または・・・

この少女が物語の鍵を握っているといっても過言ではない。

城の自室に幽閉されている、ギラン城主の長女。

信仰が深く、特にヒーリングにかけては天才的で その範囲は計り知れない。父の許可なく外出することを許されず、主に従者と共に部屋で過ごしており、彼女の描く絵は常に人物画である。時々、国外からの来賓を迎えるため ギラン港付近で見かけることも。争い事が嫌いで、日々、自由を夢見て暮らしている。

性格は頑固でわがまま。そしてやさしい。

正規軍ではあるが、近衛兵団には属さない姫専属の護衛。

普段は城内外での巡視を主たる任務としているが、彼の部隊特有のスキルでその姿を見ることはまず無い。内乱で妻子を亡くしたが、その想いを生涯貫こうとするユウゴとは正反対の性格。ちなみに、彼の子は実の娘ではなく、村の外で置き去りになっていたドワーフであった。趣味は弓のコレクションと手入れ。

彼の大きく見開いた目は、ギラン城からグルーディン村の松明が見えるというほど優れている。

全ての記憶を無くしてしまい、自分が何者なのかわからない。

シーレンを深く信仰し、ダークエルフの常識を逸した莫大な魔力を持つ。その力は、常に特殊な杖で封印しているが すぐに壊れてしまい ３日と保った試しが無い。

危険なことやスリルが好きで、ユウゴと連んでいることが多い。夜はメイジギルドの地下カジノで遊び、昼はギルドの書庫で懲りずに禁呪を覚えようとしている。

ギラン地下カジノの用心棒だが、日払い収入の全てをその夜の内に使ってしまう上に住処も無い。常に女性を傍らに置き、その家を転々としている。軍には属していないが、約4年前大規模に行われたオルフェン討伐では「あれやっつけたら一緒に温泉行ってあげる」とかなべぇに言われ、一撃で倒してしまった。しかし乱戦だったため、その瞬間を見ていた者はいない。何か知らないけど弱ってたんだな、とギラン兵士は口々に言った。ユウゴにとっても、そんなことより温泉の方が重要であるのは言うまでもない。

城主行方不明のため、実質城主である王子。通称ノクターン。金色に輝き、感情によって移り変わる髪の色が、まるで月光のようだと村人が言うことから、ノクターン（夜想曲）と呼ばれている。帝国所蔵のオーレン系譜には もちろん本名である「vortex」が記されている。彼の指揮する部隊は「Vertex」と呼ばれその名の通り頂点を意味する。

妹の仇、そして村人の無念を背負うオーレンの精鋭たち。

その運命はいかに・・・

王子の側近。そして「Vertex」仕切役。

7年前にグルーディンの修道女「シャヒーナ」からシーレンの教えを受けたが、現在は王子と共に行動するため、ダークエルフでありながらエヴァを信仰している。気の強い「Leesha」とは正反対で、常に王子の側で静かにその判断を聞く忠義の者。

趣味は歴史の編纂（へんさん）。特に男女間の表現がすばらしいと、アデンやギランでも話題になるほどである。

女性かつエルフでありながら「Vertex」の殿（しんがり）を務める。

信仰は低いものの、その歌声はエヴァ神に通じるとまで言われ、村人からはVertex歌姫と呼ばれている。側近の「・chance・」にライバル意識を持っており、王子の命令以外は全く聞かない。反面、最近イイ男をみつけたらしく、時々弱気な一面を垣間見せることがある。

Vertex一の戦闘好きであることには変わりない。

元レジスタンス幹部。

コロニアの遊び好きに嫌気が差して2年前に帝国へ個人降伏。

内部情報を手みやげに ギラン城主と面会した際、その端麗な容姿が気に入られ、正規軍の小隊長（当時少佐）へ着任。

>約1年半前の「猟師村暴動事件」をわずか数分で鎮圧し、その功を認められ近衛兵団中佐へ昇進。小隊の指揮官を任命できる権限を持つ。

DPいわく「コロニアと同じ匂いがする」とのことで親しくはないらしい。

魔法学校の教員。

エヴァへの信仰を忠実に守り、時々度が過ぎてエルフ村や水上都市まで生徒を連れて行って授業を行うなど、無茶をすることがある。

同じ教員である「チェスト」とは古くからの友達で、召喚能力を競うために、決闘場で模擬戦を行うこともしばしば。グルーディオの内乱鎮圧で一番の功績を挙げたため、現在はアデン城に呼ばれることが多く、ギランに居ることが少なくなってきた。

人間の行う召喚でも、ウォーロックと呼ばれる種類で、猫に似た精霊を呼び出すことを主とする。フィルウィンやＤＰと同じく教員ではあるが、前日の夜に猫と遊びすぎて疲れ、授業中に居眠りをすることが多い。そのため、現在は臨時教員として登録されている。

フィルウィン同様、内乱鎮圧での功績を認められ、ギランでの不在が多い。その内乱での奇襲は、精霊ではなく彼女の様相に敵が驚いたのではないか、との噂もあるが噂である。